LINE

0757446188

予約優先制
【診療時間】9:30~12:30/16:00~19:00
【休診日】日曜・祝日

スタッフブログ

犬が散歩を嫌がる・途中で座るのはなぜ?痛みのサインと受診の目安を解説

2026.08.03

以前は散歩が大好きだったのに、最近になって歩きたがらなくなったり、途中で座り込んだりするようになったという変化はありませんか?

こうした様子は「年齢のせいかな」「今日は気分が乗らないだけかも」と考えてしまうこともあるかもしれません。しかし、整形外科疾患などによる痛みが関係していることもあるため、日常の小さな変化に早めに気付くことで、適切な治療につながる場合もあります。

今回は、犬が散歩を嫌がる理由や痛みのサイン、ご家庭で確認したいポイントや受診の目安について解説します。

■目次
1.犬が散歩を嫌がるのはなぜ?
2.こんな様子は痛みのサインかもしれません
3.考えられる整形外科疾患
4.ご家庭で確認したいポイントと受診の目安
5.まとめ|散歩中の小さな変化が体のサインかもしれません

 

犬が散歩を嫌がるのはなぜ?

犬が散歩を嫌がる理由は一つではありません。

例えば、

暑さや寒さなどの気温の影響
疲れ
気分や精神的な要因
痛みや病気

など、さまざまな原因が考えられます。そのため、一度散歩を嫌がったからといって、すぐに病気が原因とは限りません。

一方で、今まで散歩を楽しんでいた犬が急に歩きたがらなくなった場合や、歩き始めや散歩の途中で立ち止まる、座り込むようになった場合は、体の不調が関係している可能性があります。特に、同じような様子が繰り返し見られる場合は、一度動物病院で相談することをおすすめします。

 

こんな様子は痛みのサインかもしれません

散歩中の行動には、体の痛みが隠れていることがあります。例えば、次のような変化が見られる場合は注意が必要です。

歩き始めを嫌がる
散歩の途中で座り込む
立ち止まることが増えた
歩くスピードが以前より遅くなった
散歩の距離が短くなった
階段や坂道を嫌がる
抱っこを求めるようになった
帰り道だけ極端に歩きたがらない

これらは必ずしも病気を意味するものではありませんが、関節や筋肉、腰などに痛みがあることで、体をかばっているサインである場合があります。また、シニア犬では「年齢のせい」と考えられやすい変化ですが、実際には整形外科疾患が隠れていること少なくありません。

散歩以外は普段どおりに過ごしていると、「わがままになったのかな」「年を取ったからかな」と考えてしまいがちですが、まずはこれまでとの違いに目を向けることが大切です。

 

考えられる整形外科疾患

散歩を嫌がる背景には、整形外科疾患による痛みが関係していることもあります。例えば、次のような病気では、散歩中の歩き方や行動に変化が表れることがあります。

🔶 変形性関節症
加齢などに伴って関節に炎症や変形が起こる病気です。
歩き始めの動きがぎこちなくなったり、散歩の距離が短くなったりすることがあります。

変形性関節症についてはこちらで解説しています

🔶 前十字靭帯断裂
膝の靭帯を傷めることで、痛みや跛行(はこう)が表れる病気です。
運動後に症状が悪化したり、足を着きたがらなくなったりすることがあります。

前十字靭帯断裂についてはこちらで解説しています

🔶 膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝のお皿が本来の位置から外れてしまう病気です。
後ろ足を浮かせて歩いたり、急に歩くのを嫌がったりすることがあります。

膝蓋骨脱臼(パテラ)についてはこちらで解説しています

🔶 股関節形成不全
股関節の形に異常があり、関節へ負担がかかりやすくなる病気です。
散歩を嫌がるほか、立ち上がりや階段の昇り降りが苦手になることもあります。

股関節形成不全についてはこちらで解説しています

🔶 椎間板ヘルニア
腰や首の椎間板が神経を圧迫することで、痛みや歩きにくさが生じる病気です。
歩くこと自体を嫌がるほか、抱っこを嫌がる、背中を丸めるといった変化が見られることもあります。

椎間板ヘルニアについてはこちらで解説しています

このように「散歩を嫌がる」という一つの症状でも、その背景にある病気はさまざまです。

 

ご家庭で確認したいポイントと受診の目安

散歩を嫌がる様子が見られたら、次のような点を確認してみましょう。

いつ頃から変化が見られるようになったか
毎回なのか、ときどきなのか
歩き始め・坂道・階段など、どんな場面で嫌がるか
足をかばうような様子はないか
家の中でも動き方に変化はあるか

こうした情報は、診察時に原因を探るための大切な手がかりになります。

受診をおすすめするケース

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

数日たっても改善しない
徐々に症状が悪化している
足を着こうとしない
触ると痛がる
元気や食欲も低下している

また、痛みが疑われる場合は、無理に散歩を続けることで症状が悪化する可能性もあります。「少し休めば治るだろう」と様子を見続けるのではなく、気になる変化が続く場合は、一度動物病院へ相談すると安心です。

 

まとめ|散歩中の小さな変化が体のサインかもしれません

犬が散歩を嫌がる理由はさまざまですが、整形外科疾患などによる痛みが関係していることもあります。日頃から散歩中の様子をよく観察し、「以前と違うな」と感じる小さな変化に気付くことが、病気の早期発見につながる場合があります。

京都北山動物病院では、歩き方や姿勢、関節の状態などを総合的に確認し、散歩を嫌がる原因を丁寧に調べています。「最近あまり歩きたがらなくなった」「年齢のせいか判断に迷っている」といった場合も、お気軽にご相談ください。

 

◼︎関連する記事はこちら
犬が階段を嫌がるのはなぜ?膝・股関節・腰のサインと受診のポイント
犬や猫は痛みを隠す?見逃したくない痛みのサインと疼痛管理について
愛犬が足をかばう時の病気と対策|整形外科疾患の判断ポイント
愛犬・愛猫の足のトラブル、気づいていますか?|京都で整形外科に強い動物病院をお探しの飼い主様へ
犬の整形外科疾患は年齢で変わる|ライフステージ別に注意したい関節の病気
大型犬に多い整形外科疾患TOP5|症状と対処法を京都市左京区の獣医師が解説
小型犬に多い整形外科疾患TOP5|症状と対処法を京都市左京区の獣医師が解説

 

初診の方はこちらから

京都市左京区 北山駅から徒歩5分、松ヶ崎徒歩7分 京都北山動物病院
℡:075-744-6188

CFC
JSFM
犬と猫の栄養成分辞典
ヒルズ公式フードアドバイザー
動物健保対応医療機関
CALOOペット

pagetop

pagetop